Up 己を知る 作成: 2017-07-24
更新: 2017-07-24

      「自然の書は，数学の言語で書かれている」(ガリレオ)
    これに
      「読みたいので，数学を勉強する」
    と続ければ，＜個的な「数学を学ぶ」＞になる。

    自然の書を読みたいと思うのは，なぜか。
    根底の動機は，「己を知りたい」である。
    自分の所在・所以を知りたいとき，自分の所在・所以に係わることにあたっていく。
    「自分の所在・所以に係わること」，それがここで謂う「自然」である。

    自然の書の言語は数学の言語に限らないが，数学の言語を避けて通れない。
    少なくとも，避けるスタンスは損である。
    そこで，「数学を学ぼう」となる。