Up | 形式・構成・規範の学 | 作成: 2017-08-03 更新: 2017-08-03 |
──「結果的/現象的に」とは,「思いとは別」ということ。 ひとは,対象把捉をことばを用いてする。 ことばは,一般概念である。 「一般」の意味は,「形式」である。 まとめて,対象把捉は「形式化」である。 形式に対して意識的になりこれを探ると,形式群は階層構造 (入れ籠型) を現してくる。 ──<共通の内包>と<一段上の形式>が対応。 そして階層構造をながめれば,「還元」の考えが自然に生まれる。 階層は,含意 implication 関係を表している。 含意関係に意識的になると,「推論」という様式が見え,「論理」という様式が見えてくる。 「階層」は「論理的構成」の捉えになり,そしてこれは「体系」の考えに進む。 体系の構築は,論理的構築であり,自律的である。 ここで,<自律>を方法論にした学を立てれば,これは独自のものになる。 他は,<自然>を正しさの規準として参照する学ということになるからある。 この学が,数学──あるいは,数学の所在──ということになる。 |