Up 新聞の発行部数の推移 作成: 2023-05-18
更新: 2023-05-18


    新聞の発行部数は,2000年前後をピークにして,下降する:
年度読売新聞朝日新聞毎日新聞日本経済新聞産経新聞
200010,224,0668,322,0463,976,3573,044,2141,997,702
201010,016,7357,955,5953,593,8673,032,7031,633,219
20207,762,3035,214,2882,300,2482,210,3041,342,488
    2021年は:
2021年読売新聞朝日新聞毎日新聞日本経済新聞産経新聞
3月7,154,9834,755,8062,009,5561,880,3411,216,588
5月7,111,3434,714,3582,003,8341,860,0861,191,632
6月6,860,2224,298,5131,933,7141,753,8771,026,293
    2022年は:
2022年読売新聞朝日新聞毎日新聞日本経済新聞産経新聞
9月6,677,8233,993,8031,871,6931,702,2221,008,642
    そして 2023年に入って,
2023年読売新聞朝日新聞毎日新聞日本経済新聞産経新聞
1月6,527,3813,795,1581,818,2251,621,092989,199

    新聞は,IT時代に対応するビジネス形態を結局見出せず,凋落の一途である。


    生き延びようと必死の者は,形振り構わずになる。
    そして,つぎの手を使うようになる::
      <自分を脅かすものを悪に見せることで,自分をよいものに見せる>

読売新聞, 2023-05-18




    新聞は,この方法で読者を引き留めようとする。
    しかし新聞にとって,<自分を脅かすものを悪に見せる>は<自分をよいものに見せる>にはならない。
    新聞が偉そうなことを言える立場でないことを,読者に気づかせるだけとなる。

    なにしろ,新聞がやってきたこと・これからもやろうとすることは,世論誘導である。
    世論誘導のために,都合のよい情報を載せ,都合の悪い情報は載せない。
    新聞をやるとは,これをやることなのである。


    いずれにしても, IT時代は,新聞が終わる時代である。
    進化は,既成に新しいものが付け加わるのではない。
    進化は,新陳代謝である。

    新聞は,これがわからない。
    世論誘導を身につけてきた者は,自分がいちばんと思い上がる。
    自分は損なわれてはならないもの・無くなってはならないものだ,と思い上がるのである。