Up 新聞の購読者が減るわけ 作成: 2024-11-03
更新: 2024-11-03


    新聞の購読者が減るのは,新聞の購読が「金がもったいない」と思われるものになったからである。
    その「金がもったいない」は,「無駄な部分が圧倒的に多くて,金がもったいない」である。

    無駄な部分が圧倒的に多いのは,新聞が「総合的」を構えるからである。
    「総合的」は,いまの消費者のニーズに合わない。

    しかもその「総合的」は,記事個々の質がかんばしくないときてる。
    新聞一部のページ数を無理矢理満たすために,どうでもよい類のことが詰め込まれる。
    そして近頃は,あやしげな広告が紙幅を多く取るようになっている。
    新聞社の台所が苦しいためである。


    そしてそもそも論として,新聞の記事は情報として受け取るものではない。
    それは,新聞社の感想や意図である。
    ひとはこれに煩わしくなって,新聞から離れる。

    実際,新聞は世論形成をずっとほしいままにしてきた。
    新聞というものは,新聞を売るためにひとを煽るのである。
    直近では,「新型コロナ」。
    新型コロナはいまは「ただの風邪 (5類)」になっている。
    マスコミは,これを「パンデミック」にして,人を煽り,人の生活をめちゃくちゃにした。


    尤も,その生活破壊は,簡単に煽られ騙される大衆との共犯である。
    しかしそれでも新聞が悪質なのは,事が過ぎたらさっさと何食わぬ顔を決め込むことである。

    新聞は,厚顔であり,自惚れが強い。
    そのバチを,いま受けているところである。

    世論形成をほしいままにしてきた新聞は,個人・組織・機関が情報を直接発信し合うインターネットの時代には,中抜きされて影の薄い存在になる。
    ひとが相手にしないものになる。
    実際,新聞は,情報網の未開をいいことにしてやってこれた商売である。
    いまこの基盤が崩れたので,新聞は凋落し終焉するしかないというわけである。