- YOLO は,カメラ映像のストリーミングから,物体検出の画像を生成する。
ターゲット到着への GoPiGo のアクションは,この画像をデータにして,その都度自律的に決定される。
しかし,<Raspberry Pi + YOLO + ストリーミング>のシステムは,1つの画像を生成するのにひどく時間がかかる。
アクションは,この時間遅延と折り合いをつけていかねばならない。
実際,ここをいい加減にすると,ターゲット到着は成らない。
作成したプログラム ( project's final solution) では,GoPiGo が 1.5m 離れた bottle に到達するのに,ゆうに10分はかかる。
- 超音波距離センサー HC-SR04 に bottle からの反射波を検知させるには,センサーのほぼ正面に bottle があるようにしなければならない。
しかし,GoPiGo の車輪動作は精密機械のそれではないから,ターンによる向きの調節は精密なものにはならない。
こうして,ターゲット接近の終盤は,センサーが bottle を外しやすくなる。
そしてこの終盤は,YOLO によるターゲット同定も難しくなる局面である。
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