Up ChatGPT との対し方 作成: 2023-05-21
更新: 2023-05-21


    ChatGPT が質問に対し返す答えは,探求の参考にするというものである。
    自分が見落としている論点・観点がそこに示されていないか,と読むものである。

    ChatGPT は,これで探求が済むというものではない。
    ChatGPT は,昔の「百科事典」の短小版,いまの Wikipedia の短小版として使う,といったものである。


    「短小」は,ChatGPT が自身の特徴としているものであって,ゆえに「Chat」なのである。。
    短小の答えは,質問を工夫して重ねることで,拡げていくことができる。
    よって「短小」は,これを侮るというものではない。

    したがって,Wikipedia AI みたいなものは,すぐにできることになる。
    そのとき 本家 Wikipedia と Wikipedia AI は,どんな関係になるか?
    前者が後者を参考にするという関係になる。
    自身のコンテンツのブラシュアップに Wikipedia AI を参考にする,という関係である。

    本家 Wikipedia が Wikipedia AI に取って代わられるということはない。
    ChatGPT の延長の Wikipedia AI は,どうしても内容が平均的 (同調的・偽善的) になるからである。
    翻って,「平均的/同調的/偽善的な物言いこそ欲しいものだ」の者・組織は, ChatGPT や Wikipedia AI を重宝することになる。
    企業の広報部や教育機関や行政機関は,このようなところになる。


    教師を疑い,教師のことばをそのまま受け取ることがない者は,ChatGPT のことばをそのまま受け取ることはない。
    逆に,教師のことばそのまま受け取る者は,ChatGPT のことばをそのまま受け取ってしまいそうである。

    専門家/権威を信用する者が ChatGPT を使うのは,危ない。
    専門家/権威を信用しない者は,ChatGPT を使ってもだいじょうぶである。


    学校は,ChatGPT との対し方を生徒に教えることになる。
    その指導で最初に教えることになるのは,「教師は信用してかかるものではない」「専門家/権威は信用してかかるものではない」である。