新聞の発行部数は,2000年前後をピークにして,下降する:
年度 | 読売新聞 | 朝日新聞 | 毎日新聞 | 日本経済新聞 | 産経新聞 |
2000 | 10,224,066 | 8,322,046 | 3,976,357 | 3,044,214 | 1,997,702 |
2010 | 10,016,735 | 7,955,595 | 3,593,867 | 3,032,703 | 1,633,219 |
2020 | 7,762,303 | 5,214,288 | 2,300,248 | 2,210,304 | 1,342,488 |
2021年 | 読売新聞 | 朝日新聞 | 毎日新聞 | 日本経済新聞 | 産経新聞 |
3月 | 7,154,983 | 4,755,806 | 2,009,556 | 1,880,341 | 1,216,588 |
5月 | 7,111,343 | 4,714,358 | 2,003,834 | 1,860,086 | 1,191,632 |
6月 | 6,860,222 | 4,298,513 | 1,933,714 | 1,753,877 | 1,026,293 |
2022年 | 読売新聞 | 朝日新聞 | 毎日新聞 | 日本経済新聞 | 産経新聞 |
9月 | 6,677,823 | 3,993,803 | 1,871,693 | 1,702,222 | 1,008,642 |
2023年 | 読売新聞 | 朝日新聞 | 毎日新聞 | 日本経済新聞 | 産経新聞 |
1月 | 6,527,381 | 3,795,158 | 1,818,225 | 1,621,092 | 989,199 |
新聞は,IT時代に対応するビジネス形態を結局見出せず,凋落の一途である。
生き延びようと必死の者は,形振り構わずになる。
そして,つぎの手を使うようになる::
<自分を脅かすものを悪に見せることで,自分をよいものに見せる>
読売新聞, 2023-05-18
新聞は,この方法で読者を引き留めようとする。
しかし新聞にとって,<自分を脅かすものを悪に見せる>は<自分をよいものに見せる>にはならない。
新聞が偉そうなことを言える立場でないことを,読者に気づかせるだけとなる。
なにしろ,新聞がやってきたこと・これからもやろうとすることは,世論誘導である。
世論誘導のために,都合のよい情報を載せ,都合の悪い情報は載せない。
新聞をやるとは,これをやることなのである。
いずれにしても, IT時代は,新聞が終わる時代である。
進化は,既成に新しいものが付け加わるのではない。
進化は,新陳代謝である。
新聞は,これがわからない。
世論誘導を身につけてきた者は,自分がいちばんと思い上がる。
自分は損なわれてはならないもの・無くなってはならないものだ,と思い上がるのである。
,
|