Up 超高齢社会 : 要旨 作成: 2023-03-12
更新: 2023-03-12


    「少子化」の一面は,「高齢化」の裏返しである。

    高齢者が多いことは,若者のパイの取り分が少ないことである。
    そして,高齢者を支える若者の負担が大きいということである。
    系は,この不公平を鎮める方向に進化する。
    そしてその1つの形が「少子化」というわけである。


    高齢者が多くなるのは,老人が死なないからである。
    老人が死なないのは,社会を老人の生命維持装置にしたからである。
    社会を老人の生命維持装置にしたのは,老人を死なせないことが正義にされたからである。
    この社会は,なにかにつけて「老人を守ろう!」が叫ばれる(註1)

    「老人を守ろう!」を正義にし立てているものは,「老人を守ろう!」商売である。
    老人の多いことを頼みにしている商売である。
    いまの医事薬事産業は,老人が多いことで成り立っている。
    新聞や NHK もそうである(註2)
    そしてこの商売が,ロジックとして,「少子化」を牽引することになる。


    註1 : 「老人を守ろう!」は,正義の押し売りである。
    実際,うまく死ねそうなときに「老人を守ろう!」でストップをかけられたら,それはただの迷惑である。
    ひとは,どんなふうに死ねたらよいかを,一度は考える。
    そして,あっさり死ぬのをベストとする。
    老人だったら,暑さに感覚麻痺しているので,熱中症はありがたい死に方の1つになる。
    歳をとって体が弱るのは,体がこれを欲しているのである。
    体は,死のうとしている。
    これに抗って「老人を守ろう!で生かされ続けることは,酷い死に方を取らされるということである。


    註2: 新聞の凋落──新聞は,若者を取り込めず,老人のメディアになっている。
    つぎは,新聞の発行部数の推移 (2000年前後にピーク):
みやてう「新聞についてまとめてみた」 から抜粋して引用
年度読売新聞朝日新聞毎日新聞日本経済新聞産経新聞
19705,511,6005,994,4944,666,6921,282,4372,024,863
19756,690,2466,853,0454,407,5661,644,7351,963,547
19808,475,1757,394,8174,564,7521,850,2971,960,381
19858,852,6107,533,7274,203,6572,126,1822,001,219
19909,805,4808,191,2264,190,7442,911,4542,065,372
199510,050,0008,252,0003,990,0002,869,0001,922,000
200010,224,0668,322,0463,976,3573,044,2141,997,702
200510,082,4258,225,0323,955,8823,027,3852,159,695
201010,016,7357,955,5953,593,8673,032,7031,633,219
20159,124,1896,797,6933,278,6252,736,3811,614,516
20207,762,3035,214,2882,300,2482,210,3041,342,488
    さらに 2021年は:
2021年読売新聞朝日新聞毎日新聞日本経済新聞産経新聞
3月7,154,9834,755,8062,009,5561,880,3411,216,588
5月7,111,3434,714,3582,003,8341,860,0861,191,632
6月6,860,2224,298,5131,933,7141,753,8771,026,293
    2022年は:
2022年読売新聞朝日新聞毎日新聞日本経済新聞産経新聞
9月6,677,8233,993,8031,871,6931,702,2221,008,642