Up | 「少子化」は「女性の社会進出」の含意 | 作成: 2023-03-17 更新: 2023-03-17 |
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左の列のグラフは,女の年齢階級別人口 (万人)。
右の列のグラフは,女の年齢階級別人口に対する女の年齢階級別就労人口 (年平均) の割合 (%) ──灰色と赤色の境が 50%。 |
○ 1970 | ||||||||||||||||||
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○ 2020 | ||||||||||||||||||
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「少子化」と子育て年齢女性の数の減少は,正のフィードバック関係にある。 そして,子育て年齢女性の就労率の増加は,出生数の減少になる。 子育て年齢女性の就労率の増加は,「女性の社会進出」の方針に適っている。 就労と子育ては両立しない。 よって「少子化」は,必然である。 「少子化」は,引き受けることである。 育児手当や育児休暇制度は,「少子化」の対策にはならない。 なぜ? 育児に手がかかることは,金の問題ではない。 そしてひとは,そもそも仕事を損ないたくない。 ひとは,仕事に就くと,仕事に嵌まってしまう。 仕事を犠牲にして育児するよりは,育児を犠牲にして仕事をする方を択ぶ。 ひとはひとから承認されることを欲し,そして仕事で褒められることが,ひとから承認されることだからである。 女性も,就労すればこうなる。 「仕事で家庭を顧みない」にならないためには,最初から家庭をつくらないことである。 こうして社会は,「少結婚化」に進む。 現にこうなっている。 そしてこれがまた「少子化」を進めるというわけである。
○ 2020
女性の未婚率の推移 「少子化」は,「女性の社会進出」の含意 (implication, 論理敵必然) である。 「女性の社会進出」を歓迎するうえは,「少子化」も歓迎するというのが道理である。 |