読売新聞, 2023-04-27
マスコミは,つぎのことをする:
- 悪者を立てて,これを叩く
- 危機感をひとに持たせ,そしてこれを煽る
そしてこれの成果が,正義と危機感への同調を思考停止で行う大衆である。
マスコミが,正義と知を示す。
大衆は,これに洗脳される。
この時代の自由とは,
- 正義と知を示すマスコミ
- マスコミの示す正義と知に同調する大衆
から離れていることである。
正義に同調しないことは悪であるから,自由であることは悪になることである。
知に同調しないことは愚であるから,自由であるとは愚になることである。
読売新聞が危機感を煽ってきた「新型コロナ」は,新型コロナがただの風邪になって,おしまい。
読売新聞が危機感を煽ってきた「地球温暖化」は,飽きられた。
で,読売新聞がいま危機感を煽るネタにしているのが, 「ChatGPT」と「少子化」。
少子化は,これが自然なことだから,進行している。
人口は,異常に増加した。
これが収まり少子化に進むのは,自然なことである。
これに抗おうとするのは,自然をわかっていないことである。
そして,制度・体制は少子化の進行とともに変わる。
いまの制度・体制を金科玉条にしているから,少子化を危機と定めてしまうのである。
制度・体制のために人口があるのではない。
人口のために制度・体制がある。
この主従関係を転倒させるマスコミのレトリックに騙されてはならない。
ひとは,「家を守るための子作り」から自由になった。
ところがマスコミは,「国を守るための子作り」をキャンペーンする。
「国を守るための子作り」を唱えるのは,国家主義の最たるものである。
「国を守るための子作り」から自由であるべし。
|