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DNA の進化
作成: 2018-08-09
更新: 2018-08-09
DNA は,いまは用いられない古代の遺伝子を多く持っている。
そのようなもののなかに, 内在性レトロウィルス (ERV) がある。
これは,先祖のウィルス感染の痕跡であり,感染したウィルスの DNA である。
実際,制御遺伝子 (調節遺伝子) を調節することで,古代の遺伝子をオンにして原始的な特徴を復活させるということができる。
この事実は,「DNA の進化」の形を示唆する。
即ち,DNA はだんだんと長くなったのである。
最初から,いまの長さであったわけではない。
いま見ている DNA の構造も,進化の所産というわけである。