Up 細胞死 作成: 2015-01-08
更新: 2015-01-08



  • ターンオーバー(metabolic turnover, 代謝回転)
    (ターンオーバー (Wikipedia))
    • 分子のターンオーバー
    • 組織レベルのターンオーバー


  • 再生系細胞・非再生系細胞
    • 再生系細胞
        体の細胞の多くは生涯、分裂を続け、人の中身は新しい細胞に入れ替わる。

    • 非再生系細胞
      • 神経細胞が盛んに分裂を繰り返すのは3歳ぐらいまで。その後は死ぬまで同じ神経細胞が生き続ける (老化するのみ)。
      • http://ja.wikipedia.org/wiki/神経幹細胞
          哺乳類の成体の脳の神経細胞は増えることはないと考えられていたが、海馬と側脳室と呼ばれる部位に神経幹細胞が存在しており、ニューロンの新生を行うことが報告されている。 海馬の神経幹細胞は、学習や豊かな環境下で、その増殖頻度が増加し、またストレスを受けたり、加齢(歳をとること)によって減弱することが報告されている。


  • 細胞の新陳代謝
    (新陳代謝 (Wikipedia))
      「細胞の新陳代謝」の周期は部位によって異なる。
      胃腸の細胞は約5日周期
      心臓は約22日周期
      肌の細胞は約28日周期
      筋肉や肝臓などは約2ヶ月間の周期
      骨の細胞は約3ヶ月周期
      細胞の新陳代謝が正常であれば身体は3ヶ月で新しく生まれ変わる。


  • 幹細胞による細胞再生
      幹細胞の分裂で,2つの娘細胞の一つは分化して機能をあらわし、もう一つは幹細胞としてとどまる。
      この分裂を繰り返し、分化した細胞を供給し続ける。


  • 細胞死の形態
    (http://www.med.keio.ac.jp/gcoe-stemcell/treatise/2012/20121218_04.html より)
    • アポトーシス
      個体維持のプロセスで積極的に引き起こされるプログラムされた細胞死である。
      アポトーシスによって死んでいく細胞は、まるで木から葉が落ちるように脱落していく。
      細胞内容物を周囲に漏らすことなく最終的にマクロファージなどの食細胞によって除去され、その細胞が存在した痕跡は何も残らなくなる。

    • ネクローシス
      感染、物理的破壊、化学的損傷、血流の減少などによる細胞の死滅である。
      ネクローシスで死んでいく細胞は、細胞自体が膨潤し最終的に破裂してしまうため細胞内容物を周囲にばらまいてしまう。
      その結果、ネクローシスで死んだ細胞周囲には炎症が惹起される。

    • オートファジー細胞死
      オートファジーと呼ばれる自食過程が過剰に進むことで死に至る細胞死である。
      細胞は飢餓状態におかれると、生きるための最小限の細胞内要素だけを残して、細胞小器官、タンパク質は分解される。
      この自食過程をオートファジーと呼ぶ。