Up 「酸・塩基」とは何か 作成: 2024-03-25
更新: 2024-03-25


    以下,生活と化学「酸と塩基」から部分引用・編集:

  • 酸・塩基の定義 (アレニウス):
      Xは酸 : X + 2 H2O → X HO + H3O+
      Yは塩基: Y + H2O → Y H+ + OH

    アレニウスが定義の「酸・塩基」は、水溶液で定義される。
    特に、
      酸とは、水 H2O よりも強い酸のこと
      塩基とは、水 H2O よりも強い塩基のこと

  • 「アルカリ」
    アルカリ性は水に溶けて塩基性を示す物質の性質のことなので、アレニウスの定義における塩基性と同じになる。

  • 酸・塩基の例
1価 2価 3価
強酸 HCl → Cl + H+
HNO3 → NO3 + H+
H2SO4 → SO42− + 2H+
弱酸 CO2 + 2H2O → HCO3 + H3O+
CH3COOH → CH3COO + H+
C6H5OH → C6H5O3 + H+
H2C2O4 → C2O42− + 2H+
H2CO3 → CO32− + 2H+
H2S → S2− + 2H+
H3PO4 → PO43− + 3H+
強塩基 NaOH → Na+ + OH
KOH → K+ + OH
Ca(OH)2 → Ca2+ + 2OH
Ba(OH)2 → Ba2+ + 2OH
弱塩基 NH3 + H2O → NH4+ + OH
C6H5NH2 + H2O → C6H5NH3+ + OH
Fe(OH)2 → Fe2+ + 2OH
Cu(OH)2 → Cu2+ + 2OH