Up 自己組織化臨界 作成: 2014-09-26
更新: 2017-09-14


    自己組織化
      個々の自由度のカップリング効果
      個々の自由度が安定なバランスを互いに保つ.

    動的システムは,自己組織臨界状態 (self-organized criticality) に自然に発展する

    → 自己組織化とは,初期条件に関わらず自然にある状態(=臨界状態)に発展すること


      カウフマン『自己組織化と進化の論理』
    p.60
    [砂山崩しの] 雪崩の規模を直角座標系のx軸にプロットし,その規模の雪崩が起きた回数をy軸にプロットすると,ある曲線が得られる。
    結果は,ベキ乗則と呼ばれる関係となる。‥‥‥
    それは,同じ大きさの砂粒が,小さな雪崩も,大きな雪崩も引き起こせるという驚くべき事実を意味している。
    一般に,小さな雪崩の回数は多く,また大きな知滑りはまれにしか起こらない(これはベキ乗分布のもつ性質である)と論ずることはできる。しかし,ある特定の雪崩が,小さな微々たるものであるか,あるいは破局的なものであるかを予め知ることはできない


  • 参考Webサイト
  • 参考文献
    • Kauffman, Stuart : At home in the universe ─ The search for laws of self-organization and complexity.
        Oxford University Press, 1995.
        米沢富美子[監訳]『自己組織化と進化の論理 ─ 宇宙を貫く複雑系の法則』, 日本経済新聞社, 1999.