三好由純 (2011), p.332 から引用:
プロトン・イオン放射線帯は単一のベルト構造であるのに対して,電子放射線帝は,フラックスが大きい内帯,外帯とその間にフラックスの少ないス
ロット領域がある。
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三好由純 (2011), p.331
数十MeV以上のエネルギーのプロトン/イオン放射線帯の起源は,宇宙線アルベドニュートロン崩壊(CR-AND) /太陽プロトンアルベドニュートロン崩壊(SP-AND) と呼ばれる過程によって生成される。
銀河宇宙線/太陽プロトンが地球の超高層大気に衝突すると高エネルギー中性子を生成するが,この高エネルギー中性子が半減期630秒でプロトン,電子,ニュートリノに崩壊し生成された荷電粒子が地球磁場に捕捉されることで,放射線帯を形成する。
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- 参考文献
- 三好由純 (2011) : 放射線帯
所収 : 柴田一成・上出洋介 [編著] :『総説 宇宙天気』, 京都大学学術出版会, 2011, pp.329-365
- 引用/参考ウェブサイト
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