Up 春夏秋冬の月 作成: 2025-03-20
更新: 2025-03-20


    現代人は,春夏秋冬を「寒暑による季節の区分」のことにしている。
    即ち,暑いのが夏,寒いのが冬,冬から夏にかけてが春,夏から冬にかけてが秋,というわけ。

    こうして,漢詩の「春眠不覚暁」も,「春の眠りは気持ちがよいので朝になっても眠ってしまうなあ」と訳されてしまう。
    冬は寒く夏は暑く,その中間の春はちょうどよくて気持ちがよい,というわけである。

    「春眠不覚暁」の意味は,「春は,朝になってもまだ暗いなあ」である。
    春夏秋冬は,寒暑で分けているのではなく,太陽の高さ (日中の長さ) で分けている。
    即ち,太陽が高い (日中が長い) のが夏,低い (日中が短い) のが冬,冬から夏にかけてが春,夏から冬にかけてが秋,となる。


    昔, 「年賀状」というもので年始の挨拶をする風習があった。
    挨拶の決まり言葉に幾つかあり,その1つに「新春」があった。
    これは,1年が春から始まることを意味している。

      この暦は,「旧暦」である。
      ただし,いまは旧正月が1月25日くらい。 春の開始を意味する立春は2月3日くらいなのでで,1週間弱ずれている。


    春夏秋冬は,1年12か月を4等分して,各3か月。
    太陽が最も高くなる (日中が最も長くなる) 日を真ん中とする3か月を, 「夏」と呼ぶ。
    「太陽が最も高くなる (日中が最も長くなる) 日」を, 「夏至」と呼ぶ。
    夏の開始の日を, 「立夏」と呼ぶ。

    太陽が最も低くなる (日中が最も短くなる) 日を真ん中とする3か月を, 「冬」と呼ぶ。
    「太陽が最も低くなる (日中が最も短くなる) 日」を, 「冬至」と呼ぶ。
    冬の開始の日を, 「立冬」と呼ぶ。

    夏の前の3か月を, 「春」と呼ぶ。
    春は,昼夜が同時間になる日が,真ん中になる。
    この「昼夜が同時間になる日を, 「春分」と呼ぶ。
    春の開始の日を, 「立春」と呼ぶ。

    夏の後の3か月を, 「秋」と呼ぶ。
    秋は,昼夜が同時間になる日が,真ん中になる。
    この「昼夜が同時間になる日を, 「秋分」と呼ぶ。
    秋の開始の日を, 「立秋」と呼ぶ。

北緯50° の場合
日出・日入の時刻の変化
日中時間の変化


    春夏秋冬は,地球の自転軸が公転面に対して傾いていることによる:
日本の<春分・秋分・夏至・冬至の南中の位置>
(日本時間の正午に,公転面の中心から地球を見る)
春分
秋分
夏至
冬至
地球の地図は,Google Map から引用