Up 海面の下降・上昇 作成: 2024-04-15
更新: 2024-04-15


    5〜2万年前の日本列島には,マンモス・ナウマン象がいた。
    現生人類 (ホモ・サピエンス) の日本列島到達については,旧石器時代後期より前の石器は見つかっていないので,溯っても4万年前までと考えられている。

    以上は,大陸から渡ってきたことになる。
    したがって,5〜2万年前の頃,日本列島は大陸と陸つながりになっていたと考えることになる。
    実際,現在の地形のまま海面を130m 下げると,樺太を経由して大陸と北海道がつながり,朝鮮半島と本州がつながり,そして本州・四国・九州がつながる。

    海面を130m ほども下げるものは,氷期である。
    5〜2万年前の日本列島と大陸の陸つながりは,氷期の海面降下のためである。
    そして2万年前から,氷期が終わって海面上昇に転じたというわけである。

    海面が130m も低くなったりまたもとに戻ったりというのは,激しい変動のように思ってしまう。
    しかしこう思うのは,長い時間をイメージできないためである。
    1万年かけて 130m 上昇の場合,年間の海面上昇は 1.3 cm。
    2万年だったら,0.65 cm。
    この表現からは,「激しい変動」の感じは受けない。


    氷期・間氷期
    今日ひとは,気温を「正常 or 地球温暖化」で考える (ように洗脳されている)。
    科学だと, 「氷期 or 間氷期」である。
    現在は間氷期に当たり,気温が高く氷量が少ない・
    氷期・間氷期は繰り返されるものであって,どちらが「正常」というものではない。
Wikipedia「氷河時代」から引用・編集
気温の谷が氷期,山が間氷期