Up 「意識」 作成: 2018-04-20
更新: 2018-04-20


  • 「ミミズの意識」
      「意識」は,基本的に脳をもつ生物には有るとして考えるものである。
      「意識」の説明は,「ミミズの意識」を説明することを含む。

  • 「対象」
      カラダは,対象を立てる。
      意識は,「対象化」を文脈とするものである。
      個体Aが「X」を対象化し個体Bが対象化しないのは,Aには「X」を対象化する契機が有りBには無いということである。
      意識の個体差は,<対象化の契機>の個体差である。

  • 「クオリア」
      数学の勉強で「イメージを持てない」と嘆いて言う「イメージ」は,「クオリア」に該当する。
      「クオリア」は,カラダが努めて形成していくものである。
      「クオリア」の説明は,「カラダがクオリアを形成する契機,ダイナミクス,およびプロセス」の説明である。

  • 非哲学
      以上に見るように,「意識」は科学のスタンスで考えるものである。
      特に,哲学の主題ではない。
      実際,哲学は今日では無用のものである。──「哲学者の食い扶持」が,「哲学」の今日的意義である。