一方,ひとはこの「人類の繁栄」にまだ満足していない。
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日本経済新聞, 2023-04-07
エゾシカ急増で被害深刻 北海道、農業や交通事故
北海道でエゾシカが原因の農作物の食害や交通事故が深刻化している。保護政策やハンター減少で、明治期に絶滅の危機にあった個体数が急増したことが一因だ。道は「増えすぎたシカ」の駆除を推進するが、死骸などが不法投棄される問題が発生。駆除を担うハンターからは行政の対応に不満の声が漏れる。
道によると、エゾシカは1990年代から急増し、2010年度から対策を強化。推定生息数は11年度の77万頭をピークに減少傾向だったが、ここ数年で再び増加に転じた。21年度の野生鳥獣による道の農林水産業への被害額は54億5千万円で、シカは8割超の約44億8千万円を占めた。‥‥‥
エゾシカ猟は期間や場所を限定した狩猟に加え、自治体の依頼で行われ、報酬も支払われる「許可捕獲」がある。21年度は許可捕獲だけで約11万頭が駆除され、道の担当者は「成果が出ている」と話す。‥‥‥
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読売新聞, 2024-04-26
- 引用文献
- 更科功 (2024) :『化石に眠るDNA 絶滅動物は復活するか』, 中央公論新社, 2024
- Bar-On,Y.M. et al. (2018) : The biomass distribution on Earth
Proc Natl Acad Sci U S A. 2018 Jun 19; 115(25): 6506-6511.
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