Up | 発熱・悪寒・発汗 | 作成: 2024-08-28 更新: 2024-08-28 |
ウイルスが多くて強ければ急性になり,そうでなければ緩性になる。 急性の感染の気づきは,発熱と悪寒である。 発熱に悪寒が伴う意味は,体が体温の上昇を求めているということである。 悪寒は,「体が暖かくなることをせよ」という体の指示である。 実際,悪寒は不快の症状であり,この不快を和らげる方法は体を暖かくすることである。 体は,ことばで指示できない代わりに,快・不快で必要な行動を指示する。 体温上昇の条件が整った体は,体温の調整をする。 体はこの調整を,発汗で行う。 事はすべて合理的に進行している。 肝心なことは,体の声をきちんと聴くことである。 しかしひとは,発熱・悪寒・発汗が病気であると思う。 これが無くすことが病気を治すことだと思う。 そこで解熱剤を用いる。 こうして体は,必要な条件を台無しにされる。 前途多難である。 |