Up | 自己免疫疾患で重篤化・死亡 | 作成: 2024-09-02 更新: 2024-09-02 |
この格言は,年寄りをメインのターゲットにしている。 年寄りがふつうに死ぬときは病気で死ぬわけだが,風邪はそんな病気の端緒になるというわけ。 しかし現代人は,ただの風邪で死ぬわけがないと思っている。 そこで,ただの風邪に対し「パンデミック」騒ぎをやらかしたりする。 ──この前の「新型コロナ」騒ぎのように。 「風邪は万病のもと」の「万病」とは何か? サイトカインストーム症候群である。 風邪は咽頭細胞をウイルスが繁殖の場にすることだが,これでは人は死なない。 死ぬときは,これがサイトカインストームに進行して死ぬ。 風邪で死ぬときは,サイトカインストームで死ぬ。 よって,風邪で死ぬためには,風邪ウイルス感染がサイトカインストームに進行する体質であることが必要である。 サイトカインストームは,自己免疫疾患である。 よって,風邪で死ぬためには,自己免疫疾患体質であることが必要である。 自己免疫疾患は,年を取るにつれ重くなる。 若年者の自己免疫疾患は軽い。 こうして,風邪の死亡数は年齢が進むほど多くなる。 実際,低年齢層が極端に少なく高齢者が極端に多い。 とはいえ現代は,不潔を忌避する生活様式のおかげで,自己免疫疾患が低年齢層でも進行していることになる。 現代は,小さい子どものうちから花粉症になる。 彼らは既に自己免疫疾患であり,そして自己免疫疾患を進行させていく。 「不潔」の中身は,小さな生き物たちの生態系である。 この不潔を忌避する生活様式は,医事・薬事産業の大衆洗脳の成果である。 なぜ,不潔の忌避が自己免疫疾患になるのか? ひとの体は,生物の長い進化の歴史がつくってきたものである。 その体は,生活の中に不潔があることを予定している。 不潔忌避の生活様式は,この予定を狂わせる。 免疫の対象を失った体は,自分の体を免疫の対象にするようになる。 自傷をもって,免疫対象の喪失を埋め合わせるというわけである。 「サイトカインストーム」 とは具体的にどのようなものか? 免疫学者は,免疫プロセスが細胞間のシグナリングで進行しているというモデルを立てている。 その彼らがシグナル物質と定めているのが,サイトカインである。 実体は,化学物質である。 免疫プロセスモデルは,「サイトカインと白血球のポジティブフィードバック」を措く:
→ A. 白血球がこのシグナルに誘導されて,炎症部位に集まる → B. 白血球もサイトカインを放出する 以下,A, B がループして,サイトカインと白血球の血中濃度が上昇 ポジティブフィードバックは,無限ループになる。 これは,白血球の血中濃度上昇が無際限になるということである。 「サイトカインストーム」とは,この状態を謂う。 風邪ウイルス感染に対するサイトカインストームは,播種性血管内凝固症候群を現す:
その他臓器の梗塞,血管内凝固障害 ここで「肺血栓塞栓症 (→肺水腫)」の意味は:
肺水腫では,酸素と二酸化炭素の交換ができない。 即ち,呼吸困難になる。 「新型コロナ」では重篤患者治療の報道に「人工呼吸器」が出てきたが,肺水腫症状に対して用いることが主である。 サイトカインストームで血管の中に血栓がどうしてできるのかは,いろいろ言われてはいるが,わかっていない。 ふつうに言われているのは:
その損傷を修復しようとして,血小板の凝集が起こる。 無差別攻撃が続くことで凝集が続き,凝集が大きくなって血栓になる。 血小板凝集については,つぎの説──「好中球細胞外トラップ Neutrophil Extracellular Traps (NETs)」──もある:
これは,血小板凝集を生ずる。
NETs に制限がかからず,血小板凝集が大きくなって血栓になる。 |