「逆2乗法則」を措く力学では,定数の中にπがよく現れる。
理由は,つぎの定理にある:
力ベクトル場
\[ \vec{F}(\vec{x}) \,=\, \frac{1}{|\vec{x} - \vec{a}|^2} \vec{e}_{\vec{x} - \vec{a}} \]
においては,閉曲面Sとこれに囲まれた領域Dに対して,つぎが成り立つ:
\[
\int_S \vec{F}(\vec{x}) \cdot \vec{n}(\vec{x}) \,dS \,=\,
\begin{cases}
4 \pi & ( D が \,\vec{a}\, を含むとき ) \\
0 & ( D が \,\vec{a}\, を含まないとき )
\end{cases}
\]
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