「ポテンシャル」の概念は,つぎを法則にすることによって可能となった:
(*) |
「任意の場所A, Bにおいて,AからBへの移動での仕事量は移動の経路に依らない」
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この法則は,つぎのように言い換えられる:
(#) |
「任意の場所Aにおいて,Aから出発してAに戻る移動は仕事量がゼロ」
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に対し,これをつぎのように場所Bで区切り,2つの経路 \( C_1, \,C_2 \) を見立てる:
このときつぎの二つの条件は同値である:
- rotation \( C_1 + (- C_2) \) の仕事量 = 0
- 移動 \( C_1 \) の仕事量 = 移動 \( C_2 \) の仕事量
(*) と (#) の二つの表現のうち使い勝手のよいのは,(#) の方ということになる。
(実際に使ってみて,こうなる。)
そこで,rotation の定式化へと進む。
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