Up 「電磁波」言い換え「光」 作成: 2020-01-14
更新: 2020-01-14


    「光」は,先ずは可視電磁波に対する名称である。
    しかし,光が特定波長域の電磁波のこととなったからは,逆に「電磁波」を「光」と言い改めてもよい。
    実際,
      「光には,人にとって可視の波長域とそうでないのがある」
      「光には,電磁気の特徴を顕著に現す波長域とそうでないのがある」
    の言い方の方がすっきりするわけである。
    そして,光の粒を「光子」と呼び習わすようになっていて,そして光子は電磁波全般の粒の意味になるのであるから,なおさらである。

    かくして本論考は,「光」の方を全称にして,電磁気の特徴を顕著に現す波長域 (「電波」の波長以上)を主題化するときに,特別に「電磁波」のことばを用いることにする。

    電磁気の特徴は,光の波長に依っている。
    電磁波っぽい光とそうでない光は,断絶しているのではない。
    連続している。
    即ち,波長が短くなるにつれて電磁波っぽさが消えていく──というぐあいである。

     註: 生物が可視光として用いている光の波長域 (ヒトの場合は 380〜760 nm) は,定めし何か特別なところがあるに違いない。