Up 固体・液体・気体 作成: 2020-01-22
更新: 2020-01-22


    個/群集の外なる熱と圧力は,変動する。
    個/群集は,この変動に応じて,様相を変える。

    様相の変化は,劇的なことがある。
    この場合を,「相転移」と謂う。

    「相転移」は特に,同じ物質の固体・液体・気体間の相変化に対して言われる。── 例 :「水の三態」

    「固体・液体・気体」とは?
    群集は,その中の個が結合していることを以て群集である。
    一般に,結合の構造は一様でない。
    固体の相の群集において,その中の個が温度・圧力といった外からの作用によって活性化──形態としては「振動」──すると,固体の結合構造に収まらなくなり,結合から外れる。
    これが「固体の融解」であり,群集は液体の相になる。
    液体には液体の結合構造がある。
    個の活性化 (「振動」) がさらに高まると,液体の結合構造に収まらなくなり,結合から外れる。
    そして群集は気体の相になる──「液体の気化」。

     例 :「マグマの生成」
      マントルが上昇すると,圧力の低下により,マントルを形成している物質が活性化する。 この現象が,固体マントルの液体化,即ちマグマ化。