Up | リーマン多様体を時空間の数学モデルにする理由 | 作成: 2018-01-08 更新: 2018-01-08 |
これは,時空を可微分多様体として考えることである。 一般性相対理論は,物理法則の不変性を「一般共変性」の規準で立てようとする。 これは,物理法則を,可微分多様体の一種であるリーマン多様体のテンソルに対応させることができると,うまくいく。 リーマン多様体上で定義される概念のテンソルは,座標変換で不変だからである。 リーマン多様体では,各点 \(\bf x\) に基本計量テンソル \(g_{ij}({\bf x})\) が与えられる:
時空が「局所座標系多様体」としてリーマン多様体になり,そして重力場テンソルが \(g_{ij}\) になるということは,局所座標系を互いに接続する糊になるのは重力場テンソルだということである。 そしてつぎが,このときの「糊になる」の内容である:
そこで,リーマン多様体の次元は4次元が択られる。 局所座標系 \(( x^0, x^1, x^2, x^3 )\) は,つぎの形のものである:
空間座標:\(x^1 = x,\, x^2 = y,\, x^3 = z\)
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