Up | 無言マジョリティー : 要旨 | 作成: 2019-06-23 更新: 2019-06-23 |
大衆は,無言を択るからである。 ことばにできるのは,タテマエ (偽善=単純) である。 ホンネ (実際=複雑) は,ことばにできない。 報道マイクに応じるのは,タテマエ論が好きな者である。 タテマエ論を言うことは,善行である。 この場合の<大衆は無言を択る>は,善行一般に当てはまる。 ひとは,匿名性が保たれるときは,善行に背を向ける。 かくして,選挙投票率はつねに低調である。 避難指示で避難所に人が集まるのは,地域の縛りの強いところである。 大衆は,実際を捨てて偽善に向かうようなことはしないということである。 表現者がやるような偽悪にも向かわない。 かくして,無言になるのである。 この場合の無言は,インテリジェンスである。 |