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死の類型学 : 要旨
作成: 2019-06-24
更新: 2019-06-24
「自決死」定位のためのいわば座標軸構築として,「死の類型学」をここで立てておく。
死は,体が壊れて至るものである。
よって,死の類型──機能的類型──は,体の壊れ方の類型に代えられる。
体の壊れ方を,つぎの枠組で見るとする:
体の自壊
体を他から壊される
体を自ら壊す
これに対応する死は,それぞれ「衰弱死」「事故死」「自殺」と呼ばれる。
強調するが,これは枠組であって分類ではない。
自殺にも,自分を他者に殺させるというのがある。
また例えば「戦死」は,<殺られる>だから「事故死」であり,自ら死地に向かっている点では「自殺」である。