Up 御都合主義 作成: 2018-11-08
更新: 2018-11-08


    共同体は,ひとの様々な生業が歯車となって,維持されている。
    その中に,異形者が就く生業がある。
    逆の言い方をすると,《これに就くことは,異形者になること》となる生業がある。

    普通者は,異形者を疎んじつつも,このタイプの生業を必要なものとする。
    異形者に対し,普通者は矛盾する。

    異形者を無くしたい普通者は,つぎの二通りのことを企てそして行動する:
    1. 業態を普通者が就く形に改め,異形者を外す
    2. 生業そのものを無くす
    これは,異形者の側からすると,「ご都合主義」ということになる。