Up 「保守」の意味の移ろい 作成: 2018-10-15
更新: 2018-10-15


    「保守」の内容は,時代とともに変わる。

    ロジックだと,「かつての革新が,いまや保守」が想われる。
    しかし,「かつての保守が,そのまんまで,いまや革新」もある。

    例えば,いまの日本の政党模倣。
    政党に対する「保守・革新」のラベリングは,当たっていない。
    商品経済体制では,商品経済の飽くなき推進が「革新」であり,これに抑制をかけようとするのが「保守」である。
    保守を唱えている党が実は「革新」で,革新を唱えている党が「保守」。
    捻れたこのラベリングは,社会主義が新しい体制と目された時代──その時は,社会主義が「革新」,資本主義 (商品経済主義) が「保守」──のなごりである。