Up カウンターカルチャー 作成: 2018-10-10
更新: 2018-10-10


    「日本人」の括りを考える者は,現前に「日本の心の喪失」を見る者である。
    この者は「日本の心の復興」を想う。
    復興の方法は,教育であり,その教育を実現する政治である。
    翻って,「日本人」の括りを考える者は,教育家・政治家体質の者である。

    <かくあるべし>へ人を導きたく思う者がいる一方で,<かくあるべし>から外れようとする者がいる。
    これは「天の配剤」というものである。
    ──ちなみに「個の多様性」の主張は,「天の配剤」の主張である。

    世の中は,<統制>と<逸脱>のその時々の均衡相である。
    統制側の教育家・政治家に対し,逸脱側は非行者である。
    均衡は,両者の対立の均衡である。

    非行者の文化を,「カウンターカルチャー」と謂う。
    カウンターカルチャーの者は,教育家・政治家からの<かくあるべし>の括りに対しては「自分をその中に括ってくれるな」を返す者である。