Up 有機化合物成分の出自・合理性 作成: 2015-03-08
更新: 2015-03-08


      『よくわかる分子生物学の基本としくみ』,p.88
      「生物を構成している分子は、原子より大きな決まった大きさの単位です。
      水という単位、アミノ酸という単位、タンパク質という単位は、それぞれが分子という単位として存在します。
      だいたい、分子という単位を構成できる元素は、元素の一覧表の中でもほんの一部なんで、酸素や炭素、水素、窒素が代表的なものなんです。
      元素全体から見れば、そういう特別の元素を使って、しかもそれが地球の表面には比較的豊富に存在していて、それで有機化合物ができて、生命が誕生した。
      生物は水と有機化合物でできているということには、そういう背景もある。
      原子よりずっと大きな単位である有機化合物という分子が、水とともに集合したものが生物である。」