Up 種の衰滅のメカニズム 作成: 2015-03-04
更新: 2015-03-04


    「生物の多種多様化」には,既存の種の衰滅も含まれる。
    実際,一つの種は,やがて衰微するのが定めである。
    即ち,環境は変化する。いまの体質は,変化した環境では「適応障害の体質」となるものである。

    ここで「環境の変化」は,自分と環境の相対関係の変化である。
    「氷河期」のような自然環境の変化は,環境の側の一方的な変化である。
    これに対し,自分の変化による「環境の変化」がある。
    「人口の爆発的増加により食糧が不足」は,この場合である。

    実際,種の衰滅には,自業自得の面がある。
    「生きる」は,「調子に乗る」に進む。
    「調子に乗る」は,「生きる」を壊す。

     Cf. 小規模な温泉どころが流行るようになり,事業拡張に乗り出す。
    大規模経営のホテルも進出してくる。
    これらは,過剰供給と雰囲気台無しになる。
    共倒れする。
    温泉産業に背を向け独自に生計を立てていた変わり者が,その地で存続する者になる。(環境変化は,変異者を残す。)