Up 地球変動と生物 作成: 2015-03-09
更新: 2015-03-09


    地球は,大変動する。
    大変動は,地球の新陳代謝である。

    地球変動は,生物に作用する。

     例 : スノーボールアース仮説
    「原生生物の大量絶滅(大絶滅)とそれに続く跳躍的な生物進化をもたらした‥‥たとえば酸素呼吸をする生物の誕生」
    スノーボールアース (Wikipedia)

    一方,生物は地球変動に翻弄されるだけでなく,生物としての自身の営みを通じて,地球を変える。

     例 : 光合成生物の出現は,光合成の酸素発生によって大気の組成を変え,さらにオゾン層を形成することになる。 酸化によって,地殻も変えていく。

    エコロジストが警鐘を鳴らすところの人間の「資源の食い潰し」「自然環境破壊」「二酸化炭素排出 → 地球温暖化 → 異常気象」は,規模はともかく,地球変動の契機である。
    ただしこのとき,エコロジストはこれを「地球破壊」のように言うことで間違っている。
    人間にとっての「天変地異」も,地球には「豊か」の内容である。
    人間が己の自殺行為によって衰滅しても,地球の経過時間を1年に見立てたときの高々1分が過ぎるだけのことである。 そのあと1時間をかければ,地球は新たな「豊かな地球」になっている。