Up 分子マシン各論の形 作成: 2015-03-11
更新: 2015-03-13


    「分子マシン」のことばには,分子がガッチャンガッチャンと仕事する様がイメージされる。
    しかし,ただ流されているように見える分子も,「泳動」の見方を以て「分子マシン」である。
    「分子マシン」は,それぞれの分子に対し各論がつくられる。

    「ガッチャンガッチャン」タイプの分子マシンは,「分子モーター」の呼称で主題化されている。
    分子モーターの各論は,つぎのような内容で構成されるものになる:
    • エネルギー変換する
    • 外部刺激に対し,形状,運動性,その他特性を変える。
    • ひとりでに規則的な構造に組み上がる
        (「自己集合/集積」「自己組織化」)
    • 特定の分子を識別し,捕捉する
        (「基質選択性」「反応特異性」「レセプター」)

    また,「泳動」タイプの分子マシンだと,「濃度勾配」「熱泳動」「電気泳動」のような内容で各論が構成される,といったぐあいである。