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理論家は<理論の差別化>で保身
作成: 2013-12-31
更新: 2013-12-31
理論は,実践でほころびを現す。
実践でのほころびは,理論の失敗に他ならない。
しかし,理論家は,失敗を認めない。
失敗の糊塗をする。
自分のことを,「自分は無謬で保っている」としているからである。
失敗糊塗は,つぎを形にする:
「理論を違えたから,失敗したのだ」
そして,理論差別化の作業を開始する。
ソ連邦・ヨーロッパ社会主義国家の崩潰に際し,マルクス主義者はこれを行った。
「理論を違えたから失敗したのだ」の論を以て,些かもマルクス主義の失敗とはしなかった。