Up 「商品」 作成: 2014-01-02
更新: 2014-01-02


    『資本論』は,「価値」の論である。
    そして,「物の交換」から「価値」を構成することを特徴とする。

    ここで,「物の交換」は「商品の交換」である。
    『資本論』は,物が商品として交換される系/場を先ず立てる。
    物が商品として交換される系/場が,『資本論』の世界である。

    翻って,「物が商品として交換される系/場」がリアルに立たなければ,『資本論』は観念論になる。
    実際,『資本論』は,「物が商品として交換される系/場」から開始される構成主義の論述になっている。──この意味で「規範学」として見ることになるものである。