Up | 「剰余価値」 | 作成: 2014-01-02 更新: 2014-01-04 |
それは,以下のような具合になる。 生産を,「商品x1, x2, ‥‥, xn に,人が労働wを以て作用し,商品yをつくる」で考える。 yには生産に要した経費に利益を上乗せした価格をつけることになるが,このことを「価値」の関係に解釈する: 『資本論』は,「価値」の規範学を立てるものであり,「剰余価値」はこの規範学の内容である。 特に, 「剰余価値」は観念論である。 しかし,『資本論』は,「剰余価値」をリアルに立てるところにその真骨頂を見ることになるものである。 『資本論』において,「剰余価値はどこからきたのか?」はリアルな問題である。 『資本論』は,この問題に対しつぎのような答え方をつくるものである:
即ち,ここに「価値の規範学」は終わる。 なお,「剰余価値」は,搾取論 (「剰余価値は資本家の搾取分──労働者は搾取されている」) につながり,そしてこの流れで,共産主義につながっていくわけである。 |