- 『リグ・ヴェーダ』
その時,無もなかりき,有もなかりき。
空海もなかりき,そを覆う天もなかりき。
(辻直四郎[訳]『リグ・ヴェーダ讃歌』, 岩波文庫, 1970)
- 『創世記』
地は定形なく,曠空くして,黑暗淵の面にあり,神の靈水の面を覆たりき。
- 『古事記』
天地の初發の時、高天の原に成りませる神の名は、天の御中主の神。
次に高御産巣日の神。次に神産巣日の神。この三柱の神は、みな獨神に成りまして、身を隱したまひき。
次に國稚く、浮かべる脂の如くして水母なす漂へる時に、葦牙のごと萠え騰る物に因りて成りませる神の名は、宇摩志阿斯訶備比古遲の神。次に天の常立の神。
この二柱の神もみな獨神(に成りまして、身を隱したまひき。
- 現代版創造神話:「ビッグ・バン」
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