Up 形而上学批判 作成: 2009-05-01
更新: 2009-05-01


    「イデア」の存在論は,それぞれのイデアが普遍的であること (万人に共通であること) を必要とする。 そしてこれは,論点になる。
    すなわち,「あなたがあたりまえとしているイデアは,あたりまえではないよ。」という形の批判が可能であり,実際,このタイプの批判が現れるようになる:

      イデアの前に,イデアをつくる行為がある。
      行為は,人依存である。
      人は,環境 (社会) 依存である。


    この形の批判は,科学の知見に裏付けされる。(例えば,文化人類学の知見)
    形而上学批判は,科学から力をもらう。 実際,形而上学批判は,科学の進歩と関係している。

    そして,主観のいろいろに応じて,いろいろなタイプの形而上学批判が現れる──心理主義的,経験主義的,唯物主義的。