Up | 「イデア」──形而上学 | 作成: 2009-05-01 更新: 2009-05-01 |
このとき,つぎのことに気づく:
同様に,ことばを話すときには,対象の指示は「イデア」の指示ということになる。 「イデア」は,ことばを使えば必ず使うことになる。 ことばとは,そういうものなのだ。
ところが,西欧哲学の伝統は,「イデア」を<存在>として立てる論を構築しようとする。 「存在論」である。 ──「存在論」はまた,「超・物理 (metaphysics)」の意味で,「形而上学」と呼ばれる。 形而上学の伝統は,見掛けを少しずつ変えつつ,ずっと続いて今日にまで至る。 例えば,フッサールの「ノエマ」は,「イデア」である。 |