Up 「系−個」連鎖の上限・下限 作成: 2014-10-26
更新: 2014-10-26


    「系−個」存在論は,人の立てる「存在」を「系−個」階層構造に見る存在論である。
    このとき,「系−個」連鎖は,上方・下方無際限ではあり得ない。
    上限・下限が自ずと現れる。
    またそれは,単に「系−個」連鎖がちょん切れるというふうではなく,「系−個」の様相がひどく変わったものになるというふうである。

    実際,物理学の営為になる「系−個」存在論では,下限は「量子論」,上限は「宇宙論」となり,そしてそこでの「系−個」は,本論考が用いている「系−個」の常識的な図式に収まらないものになる。