Up 本論考の方法 作成: 2020-03-28
更新: 2020-03-28


    精神主義を批判することは,容易(たやす)くはない。
    この場合の下手(へた)は,「ねじ曲がった精神」が「真っ直ぐな精神」を批判する(てい)になることである。

    しかも,精神主義者は固定した存在ではない。
    ひとはその時々の立場に依って,ある時は精神主義者となってひとを攻撃し,ある時は精神主義者から攻撃される。
    また,スケールも様々である。
    慣習や体制は,精神主義の最も大きな形態である。

    精神主義批判の方法は,精神主義とは何かをただただ解明することである。
    これが,自ずと批判を構築していることになる。
    この方法で不足はない。
    これは即ち,「科学」が精神主義批判の方法論になるということである。


    科学である精神主義批判は,科学の進化とともに批判の論法が進化することになる。
    精神主義批判は昔からずっとあるが,いま改めてこれを繰り返す意味があるとすれば,科学の進化に応じたバージョンアップである。