Up 孤立化を「裏切者を粛清」で合理化 作成: 2020-02-25
更新: 2020-02-25


    革命屋の言う<世直し>は,虚言である。
    しかし,初めて聞く者は,これをインテリジェンスと受け取る。
    これについて行けないような自分はダメだ,と思う。

    虚言は,いつまでもひとを騙せない。
    ひとは,だんだんと「なんだか変だ」「いかさまじゃないか?」と思うようになる。
    革命屋はこれに対し,「わたしの言うことがわからない愚か者がいる」をキャンペーンする。
    そして,大言壮語にますます拍車をかけていく。
    この結果は,《これまでシンパだった者たちが,愛想尽かしをして離れていく》である。

    革命屋は自惚れの者であるから,<愛想尽かしされた者>としてひとから見られることは堪えられないことである。
    そこで先回りして,自分から離れていった者たちを「わたしは彼らを粛清した」と世間に曝すことをやる。
    彼らの人格を否定する文を,執拗にメディアに載せる。

    この結果は,《自分のお眼鏡にかなうような者は,いない》である。
    しかし革命屋は自惚れの者であるから,自分を<独り善がりのひとりぼっち>と認めるのは堪えられないことである。
    そこで,「精神のまっとうな者・有能な者なら自分に賛同する」を想い,「彼らは匿名で世の中に遍在している」を唱える。