Up 『古事記』の神々 作成: 2018-10-31
更新: 2018-11-01


『古事記』


  • 天神(てんじん)地祇(ちぎ)──天津神(あまつかみ)国津神(くにつかみ)
    • 天津神・国津神の区分は,「系統」のロジックでは説明がつかない。

  1. 天津神
    1. (こと)天津神
      1. 造化三神
        • 天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
        • 高御産巣日神(たかみむすひのかみ)(別名:高木神(たかぎのかみ))
        • 神産巣日神(かみむすひのかみ)
      2. つぎに,
        • 宇摩志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこぢのかみ)
        • 天之常立神(あめのとこたちのかみ)

    2. 神代七代(かみのよななよ)
        1. 国之常立神(くにのとこたちのかみ)
        2. 豊雲野神(とよぐもぬのかみ)
        3. 宇比邇神(うひぢにのかみ ♂)・須比智邇神(すひぢにのかみ ♀)
        4. 角杙神(つぬぐいのかみ ♂)・活杙神(いくぐいのかみ ♀)
        5. 意富斗能地神(おおとのじのかみ ♂)・ 大斗乃弁神(おおとのべのかみ ♀)
        6. 淤母陀琉神(おもだるのかみ ♂) ・阿夜訶志古泥神(あやかしこねのかみ ♀)
        7. 伊邪那岐神(いざなぎのかみ ♂)・伊邪那美神(いざなみのかみ ♀)

    3. 伊邪那岐・伊邪那美の神産み
        • 大事忍男神(おほことおしをのかみ)
        • 石土毘古神(いはつちびこのかみ)
        • 石巣比売神(いはすひめのかみ)
        • 大戸日別神(おほとひわけのかみ)
        • 天之吹男神(あめのふきおのかみ)
        • 大屋毘古神(おほやびこのかみ)
        • 風木津別之忍男神(かざもつわけのおしをのかみ)
        • 大綿津見神(おほわたつみのかみ)
        • 速秋津日子神(はやあきつひこのかみ)・速秋津比売神(はやあきつひめのかみ)
          • 速秋津日子神と速秋津比売神の神産み
            • 沫那藝神(あはなぎのかみ)・沫那美神(あはなみのかみ)
            • 頬那藝神(つらなぎのかみ)・頬那美神(つらなみのかみ)
            • 天之水分神(あめのみくまりのかみ)
            • 国之水分神(くにのみくまりのかみ)
            • 天之久比奢母智神(あめのくひざもちのかみ)
            • 国之久比奢母智神(くにのくひざもちのかみ)
        • 志那都比古神(しなつひこのかみ)
        • 久久能智神(くくのちのかみ)
        • 大山津見神(おほやまつみのかみ)
        • 鹿屋野比売神(かやのひめのかみ), 別名:野椎神(のづちのかみ)
          • 大山津見神と野椎神の神産み
            • 天之狭土神(あめのさづちのかみ)
            • 国之狭土神(くにのさづちのかみ)
            • 天之狭霧神(あめのさぎりのかみ)
            • 国之狭霧神(くにのさぎりのかみ)
            • 天之闇戸神(あめのくらどのかみ)
            • 国之闇戸神(くにのくらどのかみ)
            • 大戸惑子神(おほとまとひこのかみ)
            • 大戸惑女神(おほとまとひめのかみ)
        • 鳥之石楠船神(とりのいはくすぶねのかみ), 別名:天鳥船(あめのとりふね)
        • 大宜都比売神(おほげつひめのかみ)
        • 火之夜藝速男神(ひのやぎはやをのかみ), 別名:火之炫毘古神(ひのかがびこのかみ)火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)

    4. 火の神・迦具土神を出産で病気になったイザナミの吐瀉物・大便・尿から神が生まれる
        • 金山毘古神(かなやまびこのかみ、吐瀉物から)
        • 金山毘売神(かなやまびめのかみ、吐瀉物から)
        • 波邇夜須毘古神(はにやすびこのかみ、大便から)
        • 波邇夜須毘売神(はにやすびめのかみ、大便から)
        • 彌都波能売神(みつはのめのかみ、尿から)
        • 和久産巣日神(わくむすひのかみ、尿から)
          • 和久産巣日神にはつぎの一柱の子がいる。
            • 豊宇気毘売神(とようけびめのかみ)

    5. イザナミの死に涕泣したイザナギの涙から神が生まれる
        • 泣沢女神(なきさわめのかみ)

    6. 火之迦具土神を切り殺した剣に付着の血から神が生まれる
      • 剣の先端の血から
        • 石折神(いはさくのかみ)
        • 根折神(ねさくのかみ)
        • 石筒之男神(いはつつのをのかみ)
      • 剣の根本の血から
        • 甕速日神(みかはやひのかみ)
        • 樋速日神(ひはやひのかみ)
        • 建御雷之男神(たけみかづちのをのかみ),別名:建布都神(たけふつのかみ), 豊布都神(とよふつのかみ)
      • 剣の柄の血から
        • 闇淤加美神(くらおかみのかみ)
        • 闇御津羽神(くらみつはのかみ)

    7. 殺された火之迦具土神から神が生まれる
        • 正鹿山津見神(まさかやまつみのかみ、頭から)
        • 淤縢山津見神(おどやまつみのかみ、胸から)
        • 奥山津見神(おくやまつみのかみ、腹から)
        • 闇山津見神(くらやまつみのかみ、性器から)
        • 志藝山津見神(しぎやまつみのかみ、左手から)
        • 羽山津見神(はやまつみのかみ、右手から)
        • 原山津見神(はらやまつみのかみ、左足から)
        • 戸山津見神(とやまつみのかみ、右足から)

    8. 黄泉の国のイザナギの体にとりついている雷神
        • 大雷(おほいかづち、頭に)
        • 火雷(ほのいかづち、胸に)
        • 黒雷(くろいかづち、腹に)
        • 折雷(さくいかづち、陰部に)
        • 若雷(わかいかづち、左手に)
        • 土雷(つちいかづち、右手に)
        • 鳴雷(なるいかづち、左足に)
        • 伏雷(ふすいかづち、右足に)

    9. 黄泉の国から帰って身を清めるイザナギから神が生まれる
      • 衣を脱ぐと
        • 衝立船戸神(つきたつふなとのかみ、杖から)
        • 道之長乳歯神(みちのながちはのかみ、帯から)
        • 時量師神(ときはかしのかみ、袋から)
        • 和豆良比能宇斯能神(わづらひのうしのかみ、衣から)
        • 道俣神(ちまたのかみ、袴から)
        • 飽咋之宇斯能神(あきぐひのうしのかみ、冠から)
        • 奥疎神(おきざかるのかみ、左手の腕輪から)
        • 奥津那芸佐毘古神(おくつなぎさびこのかみ、同上)
        • 奥津甲斐弁羅神(おきつかひべらのかみ、同上)
        • 辺疎神(へざかるのかみ、右手の腕輪から)
        • 辺津那芸佐毘古神(へつなぎさびこのかみ、同上)
        • 辺津甲斐弁羅神(へつかひべらのかみ、同上)
      • 最初に潜って身を清めると
        • 八十禍津日神(やそまがつひのかみ)
        • 大禍津日神(おほまがつひのかみ)
      • 禍(まが)を直そうとすると
        • 神直毘神(かむなおびのかみ)
        • 大直毘神(おほなおびのかみ)
        • 伊豆能売(いづのめ)
      • 水の底で身を清めると
        • 底津綿津見神(そこつわたつみのかみ)
        • 底筒之男神(そこつつのをのかみ)
      • 水の中程で身を清めると
        • 中津綿津見神(なかつわたつみのかみ)
        • 中筒之男神(なかつつのをのかみ)
      • 水の表面で身を清めると
        • 上津綿津見神(うはつわたつみのかみ)
        • 上筒之男神(うはつつのをのかみ)

        (以下,三貴子の誕生)
      • 左の目を洗うと
        • 天照大御神(あまてらすおほみかみ)
      • 右の目を洗うと
        • 月読命(つくよみのみこと)
      • 鼻を洗うと
        • 建速須佐之男命(たけはやすさのをのみこと)


  2. 国津神
    • 須佐之男命から大国主神まで

      (Wikipedia「スサノオ」から引用)



        • 須佐之男命
        • 櫛名田比売命 (くしなだひめのみこと)
        • 足名椎・手名椎 (あしなづち・てなづち)
        • 大山津見神
        • 宇迦之御魂
        • 大年神
        • 木花知流比売
        • 八束水臣津野命 (淤美豆奴神)
        • 多紀理毘売命
        • 市寸島比売命
        • 多岐都比売命

    • 主宰神
        • 大国主神

    • 大国主の御子神
        • 阿遅鋤高日子根神 (あじすきたかひこねのかみ)
        • 下照比売
        • 事代主命 (ことしろぬしのみこと)
        • 建御名方神 (たけみなかたのかみ_
        • 木俣神
        • 鳥鳴海神

    • 大国主の配偶神
        • 須勢理毘売命
        • 八上比売命
        • 沼河比売命 (ぬまかわひめのみこと)
        • 多紀理毘売命 (たきりびめのみこと)
        • 神屋楯比売命 (かむやたてひめのみこと)
        • 鳥取神

    • 神武天皇 ((かむ)(やまと)伊波礼琵古(いわれひこ)(のみこと))まで

      (Wikipedia「ファイル:Emperor family tree0.png」から引用)



        • 少名毘古那神
        • 大綿津見神
        • 木花之佐久夜毘売
        • 豊玉毘売
        • 玉依毘売
        • 大物主神

    • その他
        • 椎根津彦
        • 久延毘古
        • 多邇具久
        • 伊勢津彦
          など