Up <物>とは何か : はじめに 作成: 2017-10-24
更新: 2017-10-24


    「わたしとは何か」(「<このわたし>とは何か」) の論は,かんたんに「机上の空論」に堕す。
    よって,「机上の空論」への警戒を,確かなものにする必要がある。

    確かにする方法は,《方法論を以て確かにする》である。
    その方法は,「科学をスタンスにする」である。

    「机上の空論」は,手近なものを思うことが,もとである。
    「科学をスタンスにする」の意味は,「手近なものを思わない」である。


    <手近>から脱ける方法の一つは,「カテゴリー」である。
    即ち,多様なカテゴリーを用いるのである。
    <手近>は,これを捉えているカテゴリーを変えることで,別モノになる。
    併せて,これまで捉えていなかったものが現れる。

    <手近>から脱ける方法のもう一つは,「スケール」である。
    即ち,多様なスケールを用いるのである。
    <手近>は,これを計っているスケールを変えることで,消え去る。
    替わって,これまで無かったものが現れる。


    こうして,「わたしとは何か」は,「生命とは何か」と合わせて考えることになり,さらに「物とは何か」と合わせて考えることになる。