Up 主体的であろうとする:<習慣を拒む>を行為する 作成: 2013-03-15
更新: 2013-03-15


    自意識にとっての習慣は,違和感のレベルでとどまるのではない。
    習慣は,自分に《その中に入っていくか,それともこれを拒むか》の選択を強いてくる。

    習慣の中に入ることは,自意識を睡らせることである。

    習慣を拒むとは,<習慣を拒む>を行為するということである。
    習慣を拒むことは,生き方をややこしくすることである。
    ややこしい人間になることである。

    習慣を拒むことの謂いが,「主体的」である。
    主体的であるとは,<習慣を拒む>を行為し続けねばならないということである。
    ややこしい生き方をしていかねばならないということである。
    ややこしい人間をやっていくということである。

    「吉本隆明」は,主体的であろうとする者である。
    <習慣を拒む>を行為し続けることを,択ぼうとする者である。