Up イタリアポプラ 01 (富良野市山部 東大樹木園) 作成: 2013-09-01
更新: 2013-10-21


1960 年植
「イタリーポプラ」と表示されている。



    「イタリーポプラ」の表示は,「イタリー改良系の "改良ポプラ"」の意か?

     参考:「外来ポプラ類 Populus の和名・学名の混乱を検証する」の中のつぎの記述:
    • 森田(1973)によると、‥‥「東京大学三好東一名誉教授が、西ドイツの林業労働科学研究所のヒルフ教授から1952年に始めて改良ポプラを導入したのに端を発し、東京大学猪熊教授がイタリーのカザーレモンフェラートにあるポプラ研究所から、いわゆるイタリー改良系のクローンを、1954年から1956年にわたり導入した」と記されている。
    • グリーン(1961)によると、「昭和29(1954)年 (中略) 東大猪熊教授はイタリアのポプラ研究所から、(中略) I 154、214、455の三系を導入した。(中略) 我が国のポプラの歴史は在来三種のほか外来数種があったがこれらは改良系のはんちゅうには入らない。改良系の導入は昭和27年に (中略) ドイツ系品種19種、28年にアメリカからOP系十品種の導入があったが、今日のポプラブームのきっかけとなったのはこのイタリア系が最初であった」と記されている。また、「昭和31年にイタリヤから直輸入した三品種をもとにして増殖(中略) 5年目の35年には保有量が63万本 (中略) 、成苗として山出ししたものは25万本を数えた」。「養苗着手の当初には巨大種、カマブチ種、カロリナ種など在来の改良系ポプラも相当数あったが、イタリア系の実用品種が増加するにつれてこれらの在来種(従来までの外来種 *)はおいおい少なくして行った」などと記されている。


樹形

2013-08-28








2013-08-28
直径 1 m