Up カワヤナギ? 作成: 2009-09-19
更新: 2013-04-28


分類: 被子植物門 | 双子葉植物綱 | ビワモドキ亜綱 | ヤナギ目 | ヤナギ科 | ヤナギ属

「エゾノカワヤナギ」同定問題
エゾノカワヤナギ
カワオノエヤナギ?








  • カワヤナギとエゾノカワヤナギの比較


          カワヤナギ           エゾノカワヤナギ     
    分布 道内では渡島半島に自生  
    ○新枝に微毛 (灰細軟毛) が密生
       → 微毛残る(特に片側に残る)

    ○毛は前年枝にも所々少し残る
    ○新枝に細毛が疎生
       → 早落し早く無毛になる

    ○小枝は無毛
    冬芽 ○芽に毛密生
    ○托葉痕は小さい
    ○花芽が卵形。
     
    雌花 ○花柱が,0.4〜0.8mm
    ○柱頭が短く,2裂
    ○子房柄が顕著

    ○苞が黒い
    ○花柱が,ない (〜ほぼない)
    ○柱頭が短く,全縁
    ○新葉は,両面毛密生
      毛は早落性ですぐ落ちる
    ○若葉は,両面有毛 → ほぼ無毛
    ○成葉
      葉表は,ほぼ無毛
      中脈は微毛多 → ほぼ無毛か微毛残
      葉裏は,やや多毛 → ほぼ無毛
      中脈は毛やや密生 → ほぼ無毛


    ○若葉は両面軟毛すぐ無毛
    ○成葉は両面無毛
    ○倒被針形-広被針形-線形,
      中央以上に最広部あり
      (先広がりの形が特徴)
    ○5〜16 cm,巾 0.5〜2 cm
    ○長葉タイプと短葉タイプがある
    ○成葉は被針形-線形


    ○5〜16 cm,巾 0.5〜1.5mm
    色・艶 ○葉表は,濃緑,やや光沢あり
     乾くと暗褐色
    ○裏は,灰白
    ○葉表は,緑,やや光沢あり

    ○裏は,粉白色〜淡緑色,
     蝋質物をかぶる
    ○低波鋸歯-ひら鋸歯
    ○乾くと,縁が狭く裏へ反る
    ○新葉の側縁は裏側に軽く弧状に反る
    ○波状鋸歯
    葉脈 ○中脈は,両凸
    ○側脈は,
      表は,微凸-ほぼ平坦
      裏は,細く低いが明凸
    ○2次細脈は,やや水平方向に出る

    側脈は,裏に凸出せず
    葉柄 ○微毛多(特に上側) → 微毛残る
    ○0.2〜1.5 cm
    ○表細毛,裏無毛
    ○0.3〜1.2 cm
    ○上面に溝
    托葉 ○線被針形,0.4〜2 cm
    ○鋸歯縁,1脈
    ○基部に腺無しか,
     大きな場合,腺少数密集
    ○有柄
    ○被針形,1〜2.2 cm



    ○有柄,
    ○遅くまで残る