- シダレヤナギには,「シダレヤナギ」の絵の通りのものと,そうでないもの (すなわち,枝垂れない/枝垂れが顕著でないもの) がある。
この違いの意味が何であるのかわからないため,本サイトではこれまで
のカテゴリーを立ててきた。
- シダレヤナギを考えるときの留意点:
- シダレヤナギは外来種であり,現前のシダレヤナギは植栽かそれの野生化したもの。
- 他の木との隣接等で日照が弱い部分は,枝・葉をつけない。
この場合,シダレヤナギらしくない形になる。
- 枝垂れは,春夏秋と進むにつれ,より顕著になる。
- シダレヤナギは,シロヤナギとも紛れる。
──樹形,樹皮,枝,葉,花,冬芽のいずれも,互いにひじょうによく似ているところがある。
実際,シロヤナギは,種として,シダレヤナギと近い (シダレヤナギ節に属する)。
- シロヤナギとの種間雑種がある (「ユウキシダレ」)。
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- 「枝垂れないシダレヤナギ」に関する参考サイト
- しかし改めて考えると,「枝垂れる」は「枝垂れない」と一緒でないと成り立たない。
実際,シダレヤナギの当年枝は,ふつうに1mを超える。
もし「枝垂れる」が常態ならば,シダレヤナギの枝は地を這わねばならない。
では,「枝垂れる・枝垂れない」はどんなしくみになっているのか?
調べてみなければわからないが,論理的解は一意である。
即ち,《シダレヤナギは,枝垂れた枝を自分で落とす》となる。
そして,《落枝の事情は,シダレヤナギのみぞ知る》とするとき,《シダレヤナギは,「時に枝垂れ,時に枝垂れない」が常態》というふうに考えられてくるわけである。
というわけで,2013-11-05 をもち,本サイトは「枝垂れないシダレヤナギ」のカテゴリーを終了することにした。
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